猛進ばんきち兵団!

ーこれは、疾風怒濤ポケモンバカの七転八倒劇ー

小説第35話

〜前回のあらすじ〜
ベストウィッシュに習い、『公式が病気』となった
あの技を習得((
 
第35話
「となりのセミと短パン小僧」
 
 
「おめーらなぁ、
俺だってギャロップとかボーマンダが懐いてたらとっくに…」
 
 
「でもアーチャーに弱いじゃん。」
 
?(・∧・;)何の話だろ
 
「とにかくエラく懐かれてよ…
他からは嫌われる一方で選んでる時間が無ぇしよ。」
 
子供B「でもちょっと頼りなくない?
前に来たとかのポケモンに比べるとだいぶ…」
 
う゛っ…(って賊…?)
 
子供C「珍しいポケモンって聞いたけど、強いとは聞いたことないや。」
 
う゛う゛…
言い返したいけど「ぶい」しか言えない屈辱…。
 
 
「やれやれ、てめぇらガキのクセに
真実を自分の目ん玉で確かめる前から決め付けんのか。
つまらん大人になるぞ。モブに近いから尚更
 
「んだとー!
モブじゃねぇぞ俺らは!」
 
作者「(名前…浮かばんかったわ…)」
 
挑発に対する挑発。(技だとこんなこと起きないけど)
すると、少年達の中からリーダー格のような
短パンの坊主頭の子が腕組みをしながら出てきた。
…カンタ君?(となりのダストダス
 
 
「じゃあ、強いってんなら証明してくれよ。
勿論イクサでな!」
 
 
その子は返答を待たずに、私達の前にポケモンを出してきた。
 
 
少年の背後から出てきたのは、ツチニンだった。
 
「久々の獲物がこんなか…?
体当たりくらいしか能が無さそうだな。」
 
「何ですって!?(`・Д・´)」
 
しばらく私とツチニンの睨み合いが続く。
すると背後から
「また一匹虫ケラが死ににきたかぁ?」
こ、コトマさん?
 
「はははー!今のお前(ツチニン)のパワーで、
あのイーブイを消し去ってしまえー!!」
短パン君(呼び名がわからないので)
もどうしたのかしら…(汗
 
会話に狂気すら感じる両者に挟まれながら、
私達は空き地の中央で対峙した。
 
さっきとは顔立ちが違い、場に緊張感が湧き始めた。
 
ツチニンは相変わらず挑発的だった
「逃げるなら今の内だぜ?」
 
「に、逃げないもん!」
 
緊張してるせいであんまり上手く言い返せなかった…私カッコ悪い…
 
〜今回のイクサルール〜
 
・技は攻撃技と変化技1つずつ。(2つ以上使用してしまうと反則負け)
 
・相手のポケモンを再起不能にすれば勝利
・イクサ用道具の使用は1つまで。
・ブショーパワー使用可能
〜〜〜〜〜〜
 
互いに構え、開始の合図を待つ。
審判は集団の子の一人だ。
 
「それではッ……!」
声と同時に上げた腕を勢いよく振り下ろし
「始めぇええっ!!」
 
 
(コトマさん、指示を…!)
とにかく(ポケモン側に立つ)初めてのイクサ。
 
相手だって進化前で、そんなに速くは…
 
「ニンマル!影分身!!」
 
流石忍者素早い
前方に5体が横一列に現れ、
もうどれが本物か見分けがつかなくなった。
 
こ、コトマさん!
「いけー、『メロメロ』ー。」
(指示側のやる気はともかく)私は垂直に飛び上がり、先程同様に
ターンをしながらハートの弾幕を撃ち飛ばした。
流石に「ヤダ」とか言ってられない
 
普通にメロメロを撃ち出すのと違い、
ターンをかけた分ハートの弾はカーブを描き、飛んでいく。
 
ハートがスライドするように分身をすり抜けていくと、
 
慌てたツチニン(以後ニンマル)本体が後方に跳んだ。
 
ハートと分身が消えてて、
私の考えとコトマさんの指示が一致する。
 
「電光石火!!」
 
さっき練習した通りに高速で駆け寄り、
相手の直前で思いっきり踏み込む。
 
ニンマルも咄嗟に反応して、爪でガードを試みたけど
私のスピードとパワーが無理矢理彼をぶっ飛ばした。
ドガァン
「ぐへぇっ!!」
 
イクサ場の丸太に叩きつけられ、ニンマルはかなりよろめいてる。
 
「に、ニンマルッ!」
「す、すげーぞあのイーブイ!」
子供達もびっくり仰天だ。
 
…この初イクサ、コトマさんとなら…
勝てる!
 
 
あとがき
まだまだ単純な攻防ですなw
今回のイクサルールは自分で勝手に作ってしまいましたw
ランセ地方のルールは厳しいということで(え
というか、攻撃技だけの戦闘を描写するのはあまりに…w
 
DSiうごメモが終了したらこっちも活発化していきたいと思います。
 
今回はニンマルやちびっ子達に馬鹿にされたので、
さくらちゃんも技をしっかり撃っています。
 
でも内心メロメロはやっぱり恥ずかしいのですw