猛進ばんきち兵団!

ーこれは、疾風怒濤ポケモンバカの七転八倒劇ー

小説第40話

「前ッ回までのあらすじィイイ!!」
さくら「だれ?」
 
どっちかというとカシさんが大変だった気が(え
 
第40話
「ゆるゆるな実戦なんだぶい」
 
 
外が明るくなり始めた頃、少し目が覚めた。
 
窓の外が少し騒がしい…?
人の揉め事の声がする…男の人と、
女の人の…この声…大家さん!?
 
私は慌ててコトマさんの腕から飛び出し、
窓を覗こうとしたが、案の定寝起きで壁に激突した
「んぶぅ!」
 
「…んだよ朝から…」
昨日と違い、今のでコトマさんを起こすのに成功した。
急いで窓の外を見て!
 
 
「…ふん、今日こそイクサで堂々勝負してやる。」
 
え?イクサ…?
 
声の主を把握している口振りで、着替えずドアへ向かって行った。
私は状況を全て把握しきれていないので、少し戸惑ったけどついて行く。
 
この時、2日前のことを思い出した。もしかして例のヤツらとの戦いになるのかな…
 
一階の店の入り口前ではまだ揉めている様子だった。
声の主は、腕組みをしたふてぶてしい感じの同じ服装をしたよくある感じの大柄なのと、小柄な男のコンビと、
わたあめ君を連れた大家さんだった。
 
男の方はムックルドッコラーをそれぞれ連れている。
互いに睨み合い一触即発状態だった。
 
「いい加減諦めな!お前らみたいな物騒なヤツらの拠点なんざ置かれてたまるか!」
 
やはり彼らの目的は賊らしく、この町の占領だろうか。
 
「チッ、相変わらず偉そうな女だ。
だが、それも今日までだぜ?アイツがいねぇ今、こっちが勝つに決まってらあ!」
「へへっ流石兄貴ぃ!コトマのヤツが朝に弱いって推測当たりやしたね!」
 
何て小悪党…!厄介な敵が居ない内に片付けようだなんて!
でも、そのコトマさんは…
ザッ
「じゃ、俺が居れば話は変わってくるんだな?」
 
「お」
「げぇっコトマ!!」
「起きてただと!?」
 
コトマさんは手すりから飛び降り、大家さんの隣へ着地した。
朝からスゴくかっこいい
けどパジャマ
「生憎俺ん家にはかなりやかましい目覚まし時計がいてな。」
「チッ…!まあいい、まとめてぶっ倒す!」
 
 
※会話中さくらは急いで階段から降りてまs…あ、転んだ
「ぶぇっ!」
ぼてん
 
「何だぁ?小さいのが転がって来たぞ?」
 
「…ホントはいつも通りまとめてぶっ飛ばしてやりたいが、今日はイクサで勝負してやるぜ。」
 
ダダダッザザッ
「いーぶいっ!」(間に合った
 
「はぁ? まさかテメェのパートナー…」
 
…何だか相手の反応が読めちゃうな…
 
「そんなちっこい雑魚でやろうってか!笑わせんなよガハハハ!!」
 
彼らの隣にいるドッコラームックルもクスクス笑っていた。ものすごく後悔させてあげよう
 
 
「けど、ちょっと相性が悪い。向こうには格闘飛行ノーマル…」
大家さんもタイプ相性を気にかけていた。
 
わたあめ君が草タイプで私はノーマルタイプ。
向こうのポケモンが使う技に弱い。互いにカバーをして、ダメージを極力避けないと…
 
特にあのドッコラー、あの角材からの一撃の重さはよく知っている。
レンジャー時代に洗礼受けました
 
「タイプなんてそこまで気にするもんじゃねーよ。
んなことより俺は睡眠時間を削られて、イライラしてんだ…」
 
そう言って賊のいる方向へ一歩踏み出し。
 
「覚悟しな…俺は今から怒るぜッ!!」
 
「……」
「………」
「…………」
寝起きで調子出ないのかなぁコトマさん…
賊の2人すら対応に困っていた。
 
「テメェら全員で黙り込むなよ!何コレすげー悲しいじゃん!!
あーもう許さねー、地の果てまでぶっ飛ばす!!」
精神的ダメージを受けたコトマさんのために、頑張るぞ!
 
が、しかし次の瞬間出鼻をくじかれる。
 
「というわけで店が壊れたらアレなんで一旦イクサ場へ移動しましょう。」
 
「おう」
「了解ですぜ」
「さくらー行くぞー。」
 
ホントに敵対してるのかしら
 
 
でも、このあと『本番』というものを知らされるんですよ…!!
 
「ねぇコトマ、次は着替えて来い」
「スンマセン」
 
41話へつつつつつづく
 
あとがき
イクサに入る前に終わってしまった((
コトマさんはまだパジャマですw
それと、今回突然ヒュウ(BW2のライバル君)の台詞を放ったのは、とあるコトマさんファンからの要望によるものです。
白けたのは気にしない(殴
 
さて、3Dうごは目前ですが、テスト期間なので活動開始は早くて29、30日以降かと。
とりあえず30話で驚いてた自分が40話まで進めてるとは…。
今後ともよろしくお願いします!
目指せ今年までに50話突破!
 
ところで皆さんから読んで、1話分はどれ程の時間で読み終わるんでしょうか。
コメントで教えてくださると助かります。