猛進ばんきち兵団!

ーこれは、疾風怒濤ポケモンバカの七転八倒劇ー

小説第38話

〜前回のあらすじ〜
にくきうから伝わる刺激がさくらを襲った!2828(氏
 
第38話
「スパーキング肉球
 
 
あまりに突然のことで驚き、手を持たれたまま尻餅をついてしまった。
 
「オイどーした?」
に、肉球を握ったまま言うセリフですかッ!!
 
快感を心の奥底では求めてしまう自分を恐れて、必死に立とうとするものの、
足は言うことを聞かない。
「…ひょっとして、ココ(肉球)弱いのか?」
 
「…ぶい」コクリ
ってああああああ
今冷静さを失っていて、つい弱点を正直に答えちゃったー!!
 
「ほぉー、ゴメンもうちょいぷにぷにさせてクセになる
ぷにぷにぷにぷに
「びっ!!///」
 
刺激が強くて、普段の声が出ない…
私は恥ずかしくて頭がカアーっとなり、
転げ回りそうだったが、コトマさんの手がそれを許さない。
 
 
ちょっとコトマさん…!
肉球が好きなら早く言っt…
じゃなくてぇ!
私ホントにおかしくなっちゃ………う?
あれ、止まっ…た…?
 
「…あ、もっとやってほしかった?(ニヤリ」
 
(〇Σ〇;//)ぶっ
せんせぇ!私、その質問はお答えできそうにありません
 
「しっかし前足でこんなんだったら、はどうなるんだお前w」
んわあああそれもうポケハラッ!(ポケモンハラスメント)
 
「ぶぃぃ…」
声をあげても力がこもらず、弱々しい感じになってしまう。
 
「いやー肉球すげぇなお前。感心した。」なでなで
 
そこを誉められても照れ恥ずかしいというか…
コトマさんの以外な面を見ちゃったな、私。
 
汗とドキドキが収まったあとも、私は2足歩行の練習をしたけど、
終わったあとも手を握られ、肉球をぷにぷにされたあの感触を思い出してしまう…。
…そしてあの時、ちょっと意地悪な感じの笑みを浮かべたコトマさん…
や、止めよう考えたら頭がショートしちゃう。
不覚にも気持ち良いという思いはあったけれど…
 
 
(もう、コトマさんめぇ…///)
そんな思いで夕飯時はぽにぎりを頬張った。
 
「あら、さくちゃん今日は(こーちゃんに対して)そっぽ向いちゃってどうしたの?」
んっ、んごっ(コトマさんのせいですっ)
 
「さ、さあ…?」
まあ流石ににくきうをぷにぷにしまくったとは公言しないよね…
 
「あ、おばちゃんもう1個。」
 
私が食べ終わる頃に、コトマさんはおかわりをしていた。
今日はよく食べ…
「ほらよ、初勝利祝いだ。」
 
えっ…(・△・//)
 
ただ小さなバトルで勝っただけなのに、いいのかしら…
実は既にお腹いっぱいだったので、素直に受け取れなかった。
でも受け取らないのも気が引けたので、前足を上手く使い…
 
「ぶい…ぶーい(半分…どうぞ」
半分にわけるつもりが見事に3:1になってしまった
私は大きい方を差し出した。店のおばちゃんが感心したのか、
「あら、優しい子ねぇ」
と微笑ましそうに見ていた。
 
「さくら…いいのか?」
私が頷くと、コトマさんは差し出した方でない、
小さい方を取って食べたのだ。
 
「ぶい!?」
「お前が大きい方を食え。」
私は差し出した大きい方のぽにぎりを落としそうになり、両手で掴んだら、
彼が目の前ではもう小さい方を口に含んでいた。
 
…「ありがとう」と人間の言葉で言えたらいいのにな。私は「ぶい」としか言えない。
 
嬉しさともどかしさが同時にこみ上げた。
 
 
 
夕飯後、家に戻ると大家さんが獲物を狩る野獣…レントラーのような迫力で飛びかかってきた!!
 
「ぅおわあああああ!」
「ぶいいいいい!」
 
「あ、アンタさくらにイクサさせたの!?ねぇ!!」
私を戦わせることにはあまり賛同してそうにない…
けど、この先嘘を通しきれるとも思えない…
 
「んな、特訓のお陰でけg…」
「もうっ心配したんだからぁ!!」ぎゅうっ
 
うわぁ!
…大家さん…
ちょっと力が強くて一瞬苦しかったけど、こんなに心配してくれてたんだ…。
 
私は少し昔の自分を思い出していた。
家族、先生、友達…
いろんな人達から心配されて生きてきた日々を。
 
頼れる立派な人間を目指して頑張っていた自分を。
ポケモンになった今でも、この目標は失いたくない。
 
この先、そんな私を試すかのように
戦いは激しさを増していく…
 
39話に続く
 
あとがき
今回単なるえろい回にするワケにもいかず、
ラストにシリアスを無理矢理ぶち込みました((
 
コトマさんが肉球に目覚めたようで(殴
今後もぷにぷにされます
さくら「や、やめてくださいよぉ!!///(焦」
 
少しコトマさんfanが減りそう…かも?
いや、イーブイのにくきうはぷにぷにして当然((
 
今後もこんな感じの微エロ(?)描写が入るかも?
 
あとぽにぎりにおいて某芋女みたいなシーンありましたが、
さくらちゃんはちゃんと大きい方を渡す子なのでご安心を(え