猛進ばんきち兵団!

ーこれは、疾風怒濤ポケモンバカの七転八倒劇ー

小説第18話

〜前回のあらすじ〜
コトマの『プリンセスホールド』!
さくら(レイカ)には効果は抜群だ!
 
第18話
「し〇かちゃんは特性ノーガード((」
 
 
意識はだんだん戻り、本を読もうとしてたことを思い出す。
 
しかし、コトマさんに、…さっき抱き上げてきた相手に近づくのは……
(>Д<;///)
 
「…?」
 
「(゜゜//;)≡」サッ(視線を逸らす)
 
しばらくコトマさんを見つめては、視線が合わないように逸らすのを繰り返した。
何してるの自分…。
 
本に目を向けても、頭が混乱して文が理解できない。
脳内メーカーで表したら、「恥」か「抱」でビッシリになりそうな気がする。
 
 
「なあ」
 
肘枕をしながらこちらをだるそうに見下ろして、コトマさんは問いかけてきた。
「…メシ以外に何か必要か?」
 
「ぶい…?」
 
ご飯以外に必要なもの…
イーブイはブラッシングとかかな?
…でも、私はかなりの天パで、学生時代に私の髪の中で友人の櫛が行方不明になった
おそらく、頭だけはまだ名残がある。
 
あと必要なのは、お風呂…。だって女の子ですもの。
コレは…使わせてもらえるといいな(泣)
し〇かちゃん並みにお風呂は大事だと思います。
 
他には…
 
「あっ、そうだ!」
コトマさんが急にシャキッとしたように肘枕をやめた。
必要なものに気付いた?
 
首輪。」(指パチしながら)
 
………えー………
 
ひ、ヒドイ。
女の子を紐で繋いで縛るの…?(ToT)
 
私は大袈裟に考え過ぎかもしれないが、そんな苦しそうなものが首に巻かれるとなると、悲しくなってしまう。
 
それに私、人間ですよ…
 
首輪に繋がれるという悲劇だけは避けたく、懸命に首を左右に振る。
 
返事は…
 
「…ま、イヤに決まってるか。お前大人しいしな。わかったよ。」
 
よ、良かった…!
私はホッとし過ぎて目頭が熱く…
 
「泣くな泣くなwそんなにイヤだったのか…」
 
私はかなり涙目になっていたので少し拭う。
今日はこの人の側でドキドキと安堵の連続だ。
…彼にとっては、ペットを買い始めた感覚なのかな…。
私はつい先程のことも忘れてしまう位気持ちが揺らいでいる。
 
ああ、どうしたらいいのやら!
 
「…首輪は無し、と。あとは…」
 
首輪はくぐり抜けたから、もう大丈夫…。
 
「ブラシはアイツ(大家)にやってもらうか。…にしても、さくらも結構ボサボサだなw図鑑のヤツと比べてみろw」
 
「ぶーいっ(あなたもジャングルでしょっっ)。」
と言いつつも、図鑑に目を向けると、成る程整ってる。
…ちょっとだらしない髪には気をつけよう。
それと、首周りの毛はかなり大事だと思う。私的な感覚だけど。
 
大家さんブラッシングできるのかな。
見た感じ、彼女のパートナーポケモンは居なそうだけど…?
 
というか、あの人のことだから
「自分のポケモンのブラッシングくらいできるようになりなさい!」とか言いそう…。
 
 
「ポケ歯ブラシと…ま、こんなもんか。」
 
考え事してる内に図鑑をパタリと閉じるコトマさん。
お風呂は!?
 
ヤダヤダ、ホントにお風呂は使わせてください。
 
私はとっさにテーブルを飛び降りて、玄関前通路の扉に向かう。
お風呂の部屋は…ここ?
 
私は目の前の部屋の戸を指差し、彼の方へ振り返った。
 
 
「…あ、風呂か。…お前が入ったら溺れそうな気がするんだが。」
 
確かに、こんなに小さいんじゃ、常に泳いでなければならない。
浮き輪…はちょっと鬱陶しいなあ…。
 
「流石に俺と入るのはイヤだろ?」
 
「Σ(°Д°;//)」
 
ふえっ!?///
 
どぎつい質問に私の思考が混乱しかける。
だって、こ、こここ、混浴……
 
私は真っ赤になってるであろう顔を両手で隠す。
 
 
「顔から湯気出てる…。何恥ずかしがってんだ、元々全裸だろお前。」
 
うあああああ!!!
 
今まで気にしないようにしてたのにっ!
 
足に飛びかかって猫パンチを浴びせるが、無力。
 
しかし、次の発言はもっと問題だった。
 
 
19話に続く
 
あとがき
いろいろとやっちゃったな((
イーブイとかって毛の手入れ大変そうな気がするんすよね〜。
 
次回、誰得かもわからん衝撃発言にさくらちゃんがドッキドキ((
やったらマズいか…?
 
 
あ、明日から木曜までテストです。
ストコン描きたいけど、終わってから急ピッチでやるっきゃないのな(泣)