猛進ばんきち兵団!

ーこれは、疾風怒濤ポケモンバカの七転八倒劇ー

小説第12話

〜前回のあらすじ〜
一人と一匹は図書館でイーブイの進化系を調べることに。
 
第12話
「図書館の本はたまにページが破れてるのがムカつく」
 
 
イーブイのページを見つけた。多分、近いページに進化系が載っている筈…。
 
「みっけ。…ふーん、雑食なのか…。生息地は主に人気の無い森林、好物は未特定。周りの環境に対応するように進化をする…。イーブイの進化系は次ページから掲載…」
 
私はこの状況に対応できていません
 
「さて、犬猫からお前はどうなるんだ…?」
 
コトマさんは呟きながらページをめくるが…
「なんじゃこりゃあ」
 
…古っ!『ソルロックに吠えろ』!?
どうやらシャワーズのページを開いたようだ。
 
「な、ナニコレ…。水の石を使うとこーなるのか?…犬猫からいきなり魚に…」
 
魚じゃな…アレ?魚?魚獣?
「なんか…ヌメヌメしてそうだな…、でも水タイプなら火事の時困らないんだよな〜、ヌメヌメ…。」
 
ヌメヌメって言わないで
 
「水に溶ける体質…。こ、怖っ。ってか、雨降ったら行方不明になるな…。」
 
そういえば、雨状態のシャワーズってどうなってんだろうか?
 
シャワーズは保留っと…。次は…イカツっ。何だ、金パにしてツンツン?」
 
番号順で次はサンダースね…。
 
「何だよコレー、モフモフから不良コギャルかよー。」
断じて違う。
 
「雷の石で進化…あー、好奇心で触れてみたらいけない刺激に触れた的な?」
 
 
さっきからヘンなコト言わないでくださいっ!!(汗)
 
「チクチクしてそう…よし次…は、うお、モフモフ増量してらw」
 
ようやく明るい感じの声が聞けた。ブースターのページを読み進める。
 
「炎の石を使うと…光熱費節約になるな…。」
 
すごい現実的…(-ω-;)
 
「炎袋と言う器官を持ち、興奮時は体温が900度まで上がる…。お前がコレになったら危ない気がする。」
 
どーいう意味ですかっ!!(Ο□Ο´)
私をどう見てるの!?
 
「…何顔赤くしてムスッとしてんだ?」
 
「ぶいっ(別にっ」
私はデリカシーの無い言葉に少し腹立ち、そっぽを向いた。
 
「何なんだか…。次は何の石…お?犬系から次は猫か?太陽ポケモン…」
 
番号順だから、次はエーフィ。進化系では、エーフィが一番体質変化が小さい筈。
エスパータイプか、念力とか使えるってカッケーじゃん。進化方法は…」
 
ふと、彼の表情を見ると、さっきと違う顔をしてた。さっきまでは楽しそうだったのが、また無機質な顔に…。
「……かあ…朝か昼の間に…」
 
今で言うなつき度、トレーナーとポケモンの絆の強さが高まれば進化ができる。コトマさんは…少し気になるのかな。
図書館に行く前に大家さんの言ったあの言葉も関係してるのかもしれない。
 
「ふーん…今ンとこ一番気に入ったけどな…。」
 
…意外、可愛いの好きなのかしら(・∀・ ///)
 
彼は再びページをめくる。
「…極端だな、次は真っ黒焦げ…w」
 
ブラッキーを黒焦げ扱いするのは初耳です。
 
「コッチは夜にか…、ええ゛、敵に毒素を含む汗を飛ばす…。き、気色悪ぃ」
 
わ、私も自分の体に毒素が入ってるというのは気味悪い。(ブラッキー愛好家の方、ごめんなさい)
 
「月光って辺りはカッケーけど。次…な、何だ?急に野菜みたく…ww」
 
リーフィアレタスじゃないです。
 
リーフィア…体内光合成ができる…成る程、空気清浄機ってワケか。」
 
モノに例えないでください。
リーフィアなんて、ますます人間に戻る時困りそう…。
「葉っぱ固くて痛そうだからパス。」
 
もしかして、毛質気にしてる?
 
「コレでラスト…。…おさげで来たかw野菜のアホ毛といい、ヘアパターン多いなwww」
 
アレおさげなの?
グレイシアで最後。昔の図鑑にも発見されてるブイズ全員いたんだ…。
 
「氷タイプ…冷気により体毛を針状にして身を守ったり、周囲の水分をダイヤモンドダストにして降らせたり…。うん、冷蔵庫に入れたいな。」
 
絶対イヤ!!
 
コトマさんのブイズに対する考え方がよくわからない…(汗
 
「…本借りておくか。」
 
借りるんだ…。
この後、家で私は名前をつけられるのだった。
 
 
13話に続く
 
あとがき
ブイズをいじりましt((
好物とか勝手に設定しちゃったけど、大丈夫だよね?他は図鑑の文章を簡略化しました。
 
グレイシアのヒラヒラ、何なんでしょ。
ツインテール説、もみあげ説、おさげ説…w((
 
嗚呼、テスト日に猛吹雪を望む(殴