猛進ばんきち兵団!

ーこれは、疾風怒濤ポケモンバカの七転八倒劇ー

小説第27話

〜前回のあらすじ〜
きゃっち・まい・はーと!ぽにぎりいいいいい
 
第27話
「風呂リアスレボリューション」
 
 
とうとう本格的にポケモンらしいことをすることになりそうだ。
 
レンジャーの頃からポケモンとも人とも戦ってきたけど、
今の私ではその経験を活かすなんて難しい話…
 
強いて活かせるのは、出会ったことのある範囲のポケモンの習性、攻撃方法の知識…
 
それも体に若干不慣れな私が活かせるのかな…
 
オマケに傷薬はあっても、この時代にはポケモンセンターが無いという不安要素も。
 
下手をすれば、傷に苦しみながらそのまま死ぬのかも…
 
ふぎゃー…
 
 
いや、いやいや、大丈夫よ私。
私1匹じゃないわ。コトマさんも一緒に戦ってるんだから。
不安になることは無いのよ!
 
 
そう思い、彼の方向を向くと
 
「破壊光線覚えんのかなー、イーブイって。」
 
 
…ちょ、ちょっと不安…。
 
 
ようやく帰宅
 
 
………ベッド…乗ってもいいかな…。
 
コトマさんと一緒に休むくらい、別にいいよね……
 
床は固いんだもん(≧∧≦`)
ふかふかのベッドが恋しいんだもん。
 
…というワケで、図太い女ですが、ベッドにダイb…
 
「風呂沸かさねーとな。」むくっ
 
ぼてん
 
「ぶぅっ!」
 
「…何してんの。」
 
私は突然起き上がったコトマさんに驚き、ベッドの側面にぶつかり、そのまま弾かれた。
 
 
もー…惜しかった…。
 
 
「おーう、こっちだこっち。」
 
何故か玄関に向かうコトマさん。
 
…銭湯じゃないんだよね?(男湯入れないし)
 
そのまま外に出た。今回は階段を転ばず一階まで行けた!
いぇい!☆
 
ずべしっ
 
「お前何も無くても転ぶなw」
 
ふぎーっ(´>皿<`)
 
 
悔しがる私をよそに、食堂に入っていくコトマさん。
一階に、風呂と繋がる何かが…?
 
 
「おーう、竃貸してくれー。」
 
「ああ、今空いてるよ。」
 
か、竃!?
そういえば、『ボタン1つでカンタン』の時代じゃなさそうだもんね。
 
 
竃の中で揺れる火を眺めていると、
コトマさんが竹筒を取り、息を吹き込んでいた。
 
 
…隣に薪が積んである。手伝おうかな。
そう思い、薪に向かったら、尻尾をグイッと誰かに引っ張られ…
 
「ひゃんっ!」
変な声をあげちゃった。
だ、だって痛かったんだもん…
 
 
「さくらちゃん!投げ込まれちゃうよ!」
大家さんだった。心配かけてごめんなさい。m(_ _)m
 
手伝えないことで落ち込んでいると、
 
わたあめ君が風を操って竃に薪を入れていった。
 
「手伝いたい気持ちはわかるッスけど、今のさくらさんじゃ危ないッスよ。」
 
「う、うん…。」(しょぼーん
 
 
ユラユラと揺れる炎を眺め…てると…ねむ………
zzz…
 
数十分後
 
 
ふえ…?
何かふかふかする…
 
アレ?ここ、コトマさんの部屋…
ああ、私、寝てたんだ。
 
 
…?コトマさんは?
あれから時間は少し経ったけど…
 
 
風呂は沸いたのかな。
 
ベッドを降りて風呂場に向かっ………
 
ガララッ
「あーいい湯だったー。
ん、起きたか。」
 
 
ごぉおおっ
 
 
は・だ・かあああああああ!!!
 
 
私はギガインパクトでも受けたかのように高速後転し、
壁に自ら激突した。ぐえっ…。
 
「どうしたさくら。熱でもあんのか?(やたら元気だが」
 
発火原因はアナタの裸体です。
 
あ、あのっ…ホントにだ、大丈夫ですから!
むしろその状態で触られたりとかすると私、大爆発しちゃu
 
ん゛ぶはあっ
 
と、とりあえず腰にちゃんとタオル巻いてくれていてよかった……
 
 
私は今日1日で色々おかしくなってしまったような気がしてならない。
 
寝起きに異性の裸体は威力倍増なんだね…
 
 
〜28話に続く〜
 
 
あとがき
入浴シーン…?
誰もさくらちゃんのとは言ってませんよ((殴
 
お風呂を沸かす構造は、『ハウルの動く城』的なアレを想像していただくと有り難いです(え゛
 
とりあえず、1、2階は同じ竃で繋がってるんです。
だから、大家さんと確認して空焚きしないように気をつけてます。
 
…実はあんまり深く考えてませんよ((
 
時代に合う風呂の沸かし方がわかんないので、自分で考えたら…w
 
 
とにかく、次回こそさくらちゃんの入浴シーン((