猛進ばんきち兵団!

ーこれは、疾風怒濤ポケモンバカの七転八倒劇ー

小説第25話

〜前回のあらすじ〜
金欠なのはわかりますが、御守り小判は露骨な…
 
第25話
イーブイに御守り小判」
 
 
「固くて安い…固くて安い…」
そんな台詞呟きながら棚覗く人初めて見ました。
 
可愛いのがいいけど、ワガママ言ってられないよね。
でも、固くて可愛いのがあったらいーなー…なんてワガママがあったり。
 
「あ、コレだコレ。安全第一!」
 
 
こ、コレは!
 
 
 
明るいイエロー、光を浴びて輝く、丸みを帯びたボディ!
そして、グリーンの安心のシンボル十字マーク!!
 
 
ゴツゴツメット……のゴツゴツが無い
 
え、ナニコレ?単なるヘルメット…?
 
「コイツならお手軽だし、ゴツゴツ無しならさくらも自滅しないだろ?」
 
 
私そこまでドz…
 
…転んでゴツゴツに頭ぶつけてそうな気がした。
ゴツゴツこわい。
 
それに、コレをかぶってかがめば、前方のガードはバッチリね!
 
「ぶい!」
 
「よしよし、お前は優しい子だ。(財布的な意味で
 
 
コトマさんは逆さにしたヘルメットに買う物を詰め込んでレジに向かう。
 
すると店員の男の子が軽く手を振って挨拶してきた。
 
青トマト、どした?そのポケモン。…狐、兎か?」
 
「『トマ』しか合ってねーよ。ああ、コイツ?エラく懐かれてそのままあの鬼に押し付けられた。」
 
「トマト、後ろ。」
 
え゛
 
「嘘や☆」
 
レジの男の子のおちょくりに対しコトマさんは胸ぐらつかんで剣を構えてました(゜ω゜;)
 
「なあハチ、早く会計済ましてくれよ☆」
 
「わーったわーったそれから俺はエイトや」
 
カタカタガシャン☆(レジ音
 
 
「へぇ〜、そんでこの子の為に装備品とかを…」
 
「無ぇと街から追い出されるからな。」
 
イーブイねぇ…トマトがこんな可愛いヤツ連れてるとは思えんかったよ。
名前は?」
 
「♀だからさくら。」
 
好きな女の子の名前をポケモンに付けるタイプなんか。」
 
 
「ぶいい(いいえ」
何故か私が返事してしまったけど、ちゃんと由来がある。
 
エーフィになればわかるさ。」
一応コトマさんが冷静に対処してくれた。
 
「はあーなるほど。…てか、人間の言葉はちゃんとわかんのな。ポケモンって。
てっきり技の指示だけや思うた。」
 
 
「俺もー、コイツ御守り小判の効果知ってたりとか、色々賢いぜw」
 
「さくら、前世人間なんちゃう?」
 
ぶっ
前世ではないけど。す、鋭い…
 
「冷や汗ぱないでこの子、図星?」
 
「ぶいぶいぶいぶいぶい
(〇ω〇;≡;〇ω〇)」
 
「んな話あるか。賢くてドジなだけだよコイツは。」
トマトさんナイスフォロー!
 
「ふーん…ま、ポケ用品は揃えとっから今後ごひーきにー」
 
「次は笑えるジョークにしとけよ。」
 
「あいよー、大家さん」
 
え゛
 
「またまたうs…」
ドゴォッ
 
 
エイト君に腹パンして店を出てきました…(-ω-;)
コトマさんの知り合いって変な人多いなあ…。
 
 
帰宅中
 
夕方になり、日が暮れていく帰り途中で
「さて、試しに装備してみるか。」
 
そういえば、サイズとか見た目で決めちゃったけど、被れるかな…
 
かぽっ
…ちょっと大きいけど、付いてた紐で調節できた。
 
「コレで頭のガードはバッチリだな。」
 
「ぶい!」
 
元気よく私は返事をしたけど、コトマさんは…
 
「…髪飾りはもうちょい我慢な。」
 
えっ…///
それって、いつか私に…
 
「ま、御守り小判があればだいぶラクになるから。」
ちょっとお!男女の関係に現実的要素組み込まないでよぉ!もーっ。
コトマさんは膨れっ面の私に構わずまた進みだした。
…アレ?ショップで色々買ったけど、晩ご飯はどうするの?
 
 
〜26話に続く〜
 
いやー、25話目は会話ばっかりにw
新キャラの関西弁少年、エイト君が出ました。弱みを握ったジョークが好きな子ですw
これまた設定画が無い((
そして、さくらちゃん初装備は竹刀ではなく、ヘルメットでした!
まずは頭突きを強くする((
 
 
明日、明後日は文化祭!土曜日は一般公開なので是非!(え