猛進ばんきち兵団!

ーこれは、疾風怒濤ポケモンバカの七転八倒劇ー

小説第15話

〜前回のあらすじ〜
名前はさくらに決定!
しばらくお世話になります。
 
第15話
「お腹がすくのはベタなのに」
 
 
とりあえず、コトマさんの頭に刺さった菜箸を引き抜こう
 
コトマさんが頭をかがめて、私が箸を掴む。固いな…。
 
「い、いだい(泣)」
 
しまった。抜けないからって、回したりしたらとんでもないことになる(°□°;)
 
ゆっくり、ゆっくり真っ直ぐ…(汗
 
 
ズボッ
 
よし、手術完了(?
 
「ぬほぉあっ!…わ、悪ぃな。」
 
…抜いた先は見ないでおこう。私は血とかには滅法弱い。
 
「…大丈夫、赤い血がちゃんと流れてるのは健康の証だ」
 
そういう問題じゃなーい
(°ω°;)
 
ツッコミを入れてる時には、菜箸は既に8等分になっていた。
そして笑ってるけど、笑ってない
 
「さーてと…」
 
 
「………(・ω・)」
 
「ふいー………」
▼コトマはベッドに寝転がった!
 
「………(・◇・)」
 
「………」
 
「………(゜∇゜)」
 
「…zzz
 
寝た
ええっ!寝た!?
 
ま、待って!こんなグダグダな状態が続くの!?
せっかく15話きたのに、小説にならないようなコトしちゃうの!?(もともと会話に顔文字乱用の時点で小説なのか)
 
う…、仕事が無いのなら、することも無いのね………。
(大家さんの店手伝えばいいのに)
 
私も彼の眠りを妨げないようにしなければいけない。もし、また『もふ受け身』でじたばたしてたら、捨てられちゃう。
 
うーん…私も体力温存のために仮眠を取ろうか…?
 
「ぐ〜っ」
 
あ…(恥)お腹空いた…。
「…なんだよ、もう昼飯か?」
 
コトマさんは気づいたようで、ムクリと起き上がる。
あ、ありがとう、私のお腹!!健康万歳!!
 
「飯っつっても、何食うんだよお前…。」
 
「ぶぅ…?(・_・;)」
 
自分でもわからない。
雑食だけど、何を食べていけないのか…チョコレートとかはダメなのかな。
 
「お米食べる?」
軽く体温が上がった気がした
 
「ぶぶいっぶい!(お米食べる!)」
 
熱い返事をしてみた。
頑張れ頑張れ食える食える!
 
「白飯だけじゃ、あんまりだよな…」
 
彼は平たい皿に軽くご飯を盛った。
…スゴイ、お釜だ。ここ、ホントにいつの時代だろう。(竈の薪に小さく火も着いてた)
 
「犬猫が好きそうなトッピング…」
 
眉間にシワを寄せ、考え込む…。ご飯冷めますよ
 
「そうだ!ねこまんま!これなら多分気に入る筈。」
 
え…ウソ、何故私の大好物を知ってるの!?
 
ねこまんまとは、どういうご飯モノを示すのかは人によってことなる。
しかし、猫が食べる本当のねこまんまは、
鰹節をまぶし、醤油をかけるのであるんだとかというのを聞いた記憶があった気がした。
(君!「この世界の鰹節ってどんなの?」なんて聞いちゃダメ!)
 
ともかく、本当にねこまんまが大好きで、ねこまんまなら何杯でもいける。
もう、太ってしまうならねこまんまだけで太りたいくらい好き。
 
ねこまんまに出会うために生きてきた!…は大袈裟か。
 
そんなこんなでコトマさんが取り出したのは…鰹節醤油だった!
 
ジャストミート!!
 
取り乱してゴメンナサイ。
それくらいねこまんまが大好きです。
 
…が、
 
「よし、できた。ホレ、ねこまんまっ。」
 
コトッ
 
床に置くのである。
うぐっ…(汗
床が汚いワケじゃないけど、床に置いて食べるのは少々抵抗がある。
 
かといって、食べないでいるのも彼に…
 
「…ひょっとして、嫌いか?(´・_・`)」
 
ぷぎゃーっ!
そんな顔しないでぇー!!
(ドキドキしてしまうから)
 
私は焦り、首を横にブンブンと振る。
…お腹減ってるんだから、しっかり食べなきゃ。
 
私は人間として恥ずかしいけど、首をかがめて、一口…
 
 
16話に続く
 
あとがき
だいぶ遅くなりましたm(_ _)m
今回はお腹が空くというベタ過ぎる展開に…w
さくらちゃん(レイカ)はとにかく猫要素が強い設定((
 
微妙なトコで終わらせたのは、字数の壁でs((
 
みんなの知ってるねこまんまって、どんなの?
俺が知ってるのは、ご飯に鰹節醤油です。
 
 
ああ、春休みが終わる…(泣)