猛進ばんきち兵団!

ーこれは、疾風怒濤ポケモンバカの七転八倒劇ー

小説第19話

〜前回のあらすじ〜
さくらちゃんはあんなことやこんなことを考えt
「いません!!///」
 
第19話
「タワシトワタシ」
 
 
ぽこぽこと殴りつける私に、コトマさんは衝撃的な提案をする。
 
「まあ、風呂には入れねぇが、体は俺が洗ってやるか。」
 
私は聞いた言葉が信じられなくて、彼から離れ、よろめいた後尻餅ついてしまった。
 
 
人のポケモンなら、一般的な触れ合いの一つ。でも、私は…人間。
現時点で恥ずかしさで頭が爆発しそうなのを堪えているのに、
彼にそんなことをされるとなったら、想像しただけで窒息死しそう。
 
 
ただ、いきなりそこまで発展するのは抵抗がある…
(トイウカソレハチカンデス)
 
 
私は顔を隠しながら首を横に振る。
流石に、頑張れば自分でスポンジで体は洗える筈…。
 
 
「まあ、イヤに決まってるか。でも手が背中に届かないだろお前。」
 
あっ
焦って私は自分の体各部分のどこまで手を伸ばせるか試した。
頭…耳…足の裏…!
それとせなk…
 
 
「ほれ見ろ、背中だけ届かねぇ。」
 
 
……(‐□‐)……考え中……
☆(°▽°)
 
 
私は風呂場の戸を開けて、中に入る。
 
 
スポンジは…
手の届かない棚に置いてあるけど、風呂場椅子を下まで押し、そこから飛び乗りキャッチ!
 
 
「賢っ…!」
 
ま、まあここまでするポケモンそういないよね…
 
 
そして、取ったスポンジを床に置き、スポンジの上に仰向けに倒れる!
 
 
コレは背中が掻けないポケモンが壁に痒い部位をこすりつける動作の真似。
 
後は体を上手く動かして、背中を…
 
 
ザリッ
 
 
「さくら、ぉ、お前何…」
い゛っ…
 
 
タワシで洗うたぁ、ハードだな…www」
 
 
だぁぁあああああっ!!!(☆□☆)
 
 
背中の毛が多少ガードになっても、痛い。物凄く痛い。
 
コレを人の肌でやったら、笑えない威力だと思う。
 
 
私は「飛び跳ねる」を使ったかのように跳ね、そのまま床にうつ伏せに落ちる…。
 
 
「ま、まあ背中洗えるのはわかったよ…。ただ、お前風呂で高確率で死ぬんじゃないか?w」
 
 
「ぶいぶー…(人の不幸を笑わないでください…)」
 
「とりあえず、背中見せろって。手当てしねーと…。」
 
「(//・∧・)」
 
何気に優しさに満ちてる気が…
 
私は自分の背中を彼に預けた。(ただ格好良く言いたかっただけね)
 
 
……何だか温かい…彼の手が優しく触れる感じが、落ち着く…。
 
 
「赤くなってんなーここ…。よーし、傷薬かけるぞー。」
 
「ぶ(○▽○)」
 
 
シュッ
 
 
っぶいいいいい!!
 
な、泣くに決まってるでしょっ!
染みるぅう…
 
ドタドタドタドタ…
 
 
外から誰か階段を駆け上ってくるような音が…
 
バアアアン
 
「丸焼きかぁ!もしくは茹でたかぁぁぁぁぁ!!!」
 
お、大家さん!?
どっちでもないですよ!?
 
またあの人はドアを蹴り飛ばしたのね…。
 
 
「いや、コイツ自分からタワシで背中を洗ったんだぜ。傷薬かけたら染みたみたいw」
 
 
「この子何を鍛えるつもり!?って、気をつけなさい!油断したら毛を全部削ぎ落とされて…」
 
 
「するか、んなこと…。あ、コイツに名前付けたんだ、『さくら』ってな。」
 
 
「あら、アンタも割と可愛い名前付けるのね。」
 
 
「まー、たく あん子ケルベロスか迷ったが」
 
そんな迷いがあったの?
 
 
「あ、そんなことより。ポケ用ブラシ貸してくんね?」
 
 
「いいけど…。ふーん、割と真面目に育てる気なのね♪
よし、アンタ慣れてないだろうからアタシがやり方教えてあげる!」
 
 
「え、いいって…」
 
 
(無視して)
「おーい、わたあめー!」
 
わ、わたあめ?
 
もしかして、大家さんのパートナーポケモン
 
 
この後、私は素晴らしきもふもふを目撃する……
 
 
 
20話に続く
 
 
久々の小説、さくらちゃんのドジ発動w(ドジのレベルじゃないだろ)
 
とりあえず、コトマさんが痴漢行為しないようには仕向けt((
 
 
中流す位はいいか…?
 
 
とりあえず、大家さんにもパートナーポケはちゃんといますよ。
もう予想がつくでしょうw
 
今度はもっともふもふ…じゃなくて((
早く出すぞー!
 
 
明日はBW2発売!しかし、買いません。合格までは。(泣)