猛進ばんきち兵団!

ーこれは、疾風怒濤ポケモンバカの七転八倒劇ー

小説第14話

〜前回のあらすじ〜
さあ、3人(2人と1匹)で名前決めるぞー!
 
第14話
「可愛いけりゃいいってもんじゃない」
 
店に入り、一組分のテーブルに2人は座った。
(私はテーブルの上)
 
「…何でお前も?」
 
「アンタがまた変な名前付けるかもしれないから。」
「付けねえっての。まあ、図鑑読みながら…」
そう言ってページを捲ったら、
 
「え゛ナニコレ?」
 
大家さんあなたもですか
 
「いや、わかんねえが、コイツが水の石で進化すんだよ…」
 
「へぇー、この子がこんな姿に…他のも見せておくれよ。」
 
…話してる大家さんが楽しそうに見える。
 
「…で、アンタ、何に進化させるんだい?」
 
「んー…エーフィ。」
 
「太陽ポケモンねぇ…『絆で進化』って…できるのかい?片想いだけじゃ進化しないよ?」
 
ふぇああああ!!///(汗
 
ぺしぺしぺしぺし
「いて、ちょ、痛い。」
 
恥ずかしさのあまりじたばたをコトマさんに当てていた。
 
「…両想いじゃなきゃ進化しないんだよ。道は長いけど、頑張りな。まあ、想いが強けりゃ速く進化するんだよ。アンタら次第さ。」
 
そう言って大家さんは私がまたじたばたせぬよう頭を軽く押さえていた。
さっきの彼女の暴れぶりがトラウマだから体が自然と動かない
 
「要は絆を高めりゃいいんだろ?頑張るさ。」
 
「この子の初恋の相手がコイツとはねぇ…。運が無いね。」
 
「オイ、丸聞こえだぞ。」
 
?「あの〜…」
 
話し途中、眼鏡をかけた白衣の細身の男の人が入ってきた。…誰?
 
「あ、いけね!休憩時間過ぎてた!」
 
大家さんは慌てて席を立った。そうか、客か(汗
 
「おや?コトマ君、その子どうしたの?」
 
「ああ、ドクター。…まあ、押し付けられたワケよ。」
 
医者…
…白衣のせいか、あの人を思い出した。(全ての根源)
 
「ふーん…あ、オムライスくださーい。」
 
「はいよー!」
 
割と可愛いもの食べるな…。
 
「…邪魔になるから、部屋に帰ろうか。」
むんずっ
 
「ぶいいい!!」
 
尻尾はやめてくださああああい!!(泣)
 
「え、僕は居ても大丈夫だけど…。」
 
ドクターが呼び止めたけど大家さんが
 
「他の客来るかもしれないだろ?まあ、集中して考えな!」
 
 
「おーう。客来ないだろうけど。」(ボソッ)
 
ぷすっ
「あ゛?」
 
さ、菜箸がコトマさんの頭に刺さった。(°□°;)
 
「悪いが俺の髪の障壁は破れんぜ。」
カッコ良く言ったが、…首辺りに血が流れてますよ。
「チッ…w」
 
大家さん、笑っちゃダメ…。
コトマさんは店を出て急ぎ足で部屋に入った。
 
「イデデデデ」
 
ですよね(^w^)
頭を抱え込んで椅子に座った。
私はようやく降りれたけど、名前はどうするのだろう。
 
「ふぅ…。まあ、名前はもう決めておいたぜ。」
 
「ぶい…」
いざ名前が決まるとなると、ドキドキするし複雑でもある。
 
「………さくら…なんてどうだ。女の子らしいし。」
「…」
 
安心したというか、嬉しい。可愛い名前を付けてもらえた…。
 
しかし、これから人間に戻るまでがややこしい。名前変わったって私は私だもの。
…それより、エーフィはピンク色より、薄紫な気がするけど…
 
「図鑑見たら薄紫だったけど、陽の下なら、桜色に見えるんじゃねぇか、ってさ。まだ小さな苗木みたいだけど。」
 
成る程…。
いい加減だけど、ホントは真剣に考えてたのね…。
もっとグッときてしまった
 
「…ぼーっとしてるけど、さくらでいいんだな?」
 
「ぶいっ!」
 
私は元気よく返事をした。
これから…もしかしたら一生戻れないかもしれないけど、
今は貰った名前で、「さくら」として生きて行こう。
……あれ?何か大事なこと忘れてる…?
 
ま、いっか!
不安もあるけど、この人となら、とても楽しそうだもの。
 
「…で、さくら、頼む。コレ(菜箸)抜いてくれ。」
 
…やっぱり若干不安。
 
 
15話に続く
 
あとがき
更新遅れました((
 
テスト明け後初の投稿でしたね。
「ノブナガ」にハマったのもあるが(殴
 
ようやく名前が決められたという…。
つか、みんな薄々気付いてたよね?www
次回から混合しないように((
 
ちなみに展開的に悩んでるのが、「世界観が『戦国じゃないノブナガ』風でバトル」ってヤツで。(え
ボールとトレーナーが無い世界だし、こっちの方が面白そうだし…。 
 
まあ、じっくり考えますぜ。
では!