猛進ばんきち兵団!

ーこれは、疾風怒濤ポケモンバカの七転八倒劇ー

小説第39話

〜前回のあらすじ〜
刺激と分けたぽにぎりと心配を味わいました
 
第39話
「きらめく冷や汗」
 
 
「あんまり強く抱くなよ潰れる」
「あ、ゴメン」
 
私は大家さんの腕から解放された。げほげほ
 
「コイツでイクサすんのは難があるとは思うが、
何も鍛えない方が酷だなって…」
「そうだよね…もしもの時のため、だよね。」
 
もしもの時…できるだけ考えたくないけど、彼の職業上有り得ない話ではない。
最悪一匹で戦う力を備えなきゃいけないということ。
 
「さくらちゃん、コイツ危なっかしいからできるだけ…支えてやってね」
 
「逆だ逆。コイツ空き地の柵壊したりとか見た目の割に強ぇ」
 
「それもそうね…w子供達騒いでたよー?
ガキ大将の相棒(ニンマル)をねじ伏せたって。」
 
これぞイーブイの底力!
でも今は状況に救われている。イーブイ自体がそんなに強くないので、
進化してる相手だと差が大きく、勝つのは難しくなる。
 
元人間の私が成れるのかはわからないし、
人間に戻る際に支障が出るかもしれないけど、進化はしておいた方が安心できるのね。
 
「あ、そういやさくら、アレ見せてないな。」
 
アレ…?
 
「ほい、スタンダッ」
手拍子と共に、ネイティブ発音で二足歩行の指示を出された。
え、まだ未完成…
 
「もしかして、できるの!?(キラキラ」
スゴくハードルを上げられちゃう件
な、悩むよりやってみYO!
「ぶいー!」
グアッ
 
天を指すように上半身を起こし、後ろ足で安定性を出して、後は適度に尻尾を振ってバランスを保つ!
 
「おお!さくらちゃんすごいじゃない!」
「へへ、どんなもんよ。次は歩け、さくら!」
そこまでやらせますか
あ、歩こう…!私は元気
 
私は上半身を危なげに揺らしながら、最初の一歩目を踏み出s
ズシャア
▼さくらは前方大の字倒れを決め込んだ
 
い、イタタ…もふ受け身が発動したけど、顔を打ちつけた。
「あーまだダメか」
「スゴく豪快な受け身ね…にしても、
芸を仕込んだりとか、結構仲良さそうじゃない。安心したよ。」
仲良い…かな…///
 
「いや、何かコイツ自身が何故か立つ練習を一匹でやっててさ」
 
「へぇー、変わったコだね…。今度できるようになったら、また見せてよ!」
 
「ぶい!」
特に怪しまれることなく、場を凌いだ…ホッ…(-Σ-;)
 
 
その後は昨日と同じように1日を終えた。
流石に今日はお風呂を覗きはしなかった。
戦いでだいぶ汗をかいたので、念入りに体を洗う。
 
 
作者「だから何故アナタは体を洗う描写を期待するんですか!!!」
※このあと病院送りにされました
 
一方その頃…
〜研究所(現代)〜
 
薄暗い室内にテレビ電話の受信音が鳴り響いた。
博士は資料を読みながら受話器を取る。
 
「はいもしもしー、あ、ハルさん。
…え、レイカちゃんですか?」
 
電話の相手は、レイカの母親だった。名前はハル、レイカより少々フワフワした感じの性格をした女性である。
娘の近況を知りたく電話をかけてきたようだが、
それはカシ博士にとって非常にまずいことであった。
(「レイカちゃんは世界を救う手伝いをしに過去の世界へ旅立ちました」なんて信じてもらえる確率は……
ハルさんと言えど10%未満だ…!!)
 
普段呑気な学者だが今回ばかりは青ざめた気の弱い一般人化していた。
 
しばらく電話での会話をご覧いただこう…
 
「えーとですね…今、レイカちゃんは大きな依頼が来て、遠出でしばらく帰ってこないみたいで…
 
「あら、遠出とかならいつも行く前に電話くれる子なのに…」
 
「あ、あー…なんかレイカちゃんはしゃいでましたね。
確かカロス地方方で、ゴーゴートに乗りたいだとか…
(これで…どうだ…!」
 
「あらあら、やっぱりポケモンのことに夢中ですぐ飛んで行ってしまうのね」(にっこり)
 
「今頃元気に依頼ついでにポケモンと遊んでますよきっと…(実際下手するとポケモンと会話が成立している」
 
「…博士?汗がすごいですよ…?」
 
「へ?あ、ああコレはさっきゴルーグのジェット噴射火力を調べていて…
あ、ゴルーグが待ってるんで切りますねー、ではっ!」
ツー、ツー…(切断音
 
「忙しい人達ね…
あ、連絡先聞くの忘れてたけど明日でいっか。」
 
▼博士はこの場を切り抜けた(てれれれってれー
 
 
これから40話を書く、あとに続け!((
 
 
あとがき
1日の終わりにカシさんサイドを書くようにするか…

というか安易に親キャラ出すのは戸惑いが生じたけどもう出したもんはしょーがない(え
母親のハルさん登場。レイカさん以上にうっかりな面もあるのんびりした方ですw